2025 年 49 巻 1 号 p. 259-264
当院で行われたGrammont typeのreverse shoulder arthroplasty(RSA)において,DELTA XTEND™を用いたbony increased-offset(BIO)併用群と非併用群の術後成績を比較検討した.BIO併用群15肩と非併用群10肩を対象に, JOAスコア,UCLAスコア,関節可動域(挙上,下垂内外旋),筋力(MMT)及びScapular notchingの発生頻度,メタグレンに挿入できたスクリューの本数を評価した.BIOの厚さは5-10mmに作成した. BIO併用群,非併用群いずれもJOAスコア,UCLAスコア,挙上角度,筋力の改善が得られた.両群比較では,BIO併用群で4本のスクリュー固定がほぼ可能となり,特に外旋可動域が24.3±13.0(SD)°と有意に良好となり,Scapular notchingの発生率も13.3%と非併用群に比べ低い傾向にあった.