肩関節
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治療法
リバース型人工肩関節置換術を用いた再置換術の術後2年の治療成績
岡田 彩夏間中 智哉中澤 克優飯尾 亮介平川 義弘伊藤 陽一小倉 亜弥子寺井 秀富
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2025 年 49 巻 1 号 p. 265-269

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抄録

本研究の目的はリバース型人工肩関節置換術(RTSA)を用いた再置換術の術後2年以上経過した18肩(男性5肩,女性13肩)の治療成績を検討することである.初回手術は人工骨頭置換術(HA)が4肩,人工肩関節全置換術(TSA)が8肩,RTSAが6肩であった.臨床成績は,術前及び術後2年の肩自動可動域(屈曲,外転,下垂位外旋,内旋),constant score(CS),American Shoulder and Elbow Surgeons score(ASES),疼痛VASを評価した.また,Haoらが報告したminimum clinically important difference(MCID)を参考に初回手術ごとの達成率を求めた.術後2年の臨床成績は術前と比較して,CSを除いて有意な改善を認めなかった.初回手術ごとの達成率はHAでは75~100%,TSAでは25~50%,RTSAでは0~67%であった.RTSA再置換術における術後2年時の臨床成績は不良であったが,HAからRTSAへの再置換術では治療効果が得られやすいと考えられた.

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© 2025 日本肩関節学会
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