2025 年 49 巻 1 号 p. 270-273
リバース型人工肩関節全置換術における術中ナビゲーションの使用によって,術前計画通りにスクリュー設置ができるのかを調査した.同一機種を用いた82肩を対象とした.ナビゲーションを使用していない44肩(なし群)とナビゲーションを使用した38肩(あり群)の2群間で,CT画像を用いた術前計画における上下のスクリュー長,実際に使用したスクリュー長を比較した.術前計画での上方スクリュー長は27.2±4.4mm(なし群)・25.9±4.4mm(あり群),下方スクリュー長は28.3±4.7mm(なし群)・27.3±4.8mm(あり群)であり,2群間に有意差を認めなかった.実際に使用したスクリュー長は,上方スクリューが21.7±5.8mm(なし群)・24.8±6.3mm(あり群),下方スクリューが28.0±6.6mm(なし群)・28.0±4.7mm(あり群)であった.上方スクリューは(なし群)が(あり群)より有意に短く,下方スクリューには有意差がなかった.