肩関節
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拘縮肩を除く肩関節周囲炎の現状と理学療法を中心とした保存療法の効果
瀬尾 充弘村木 孝行黒川 大介勝田 紘史
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2025 年 49 巻 2 号 p. 472-475

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抄録

本邦での保険診療で用いられる診断名である肩関節周囲炎(以下,肩周囲炎)は,学術的には凍結肩に該当すると考えられるがISAKOSが提言する「拘縮」に該当する症例は少ない.今回,拘縮肩に該当しない肩周囲炎に対する理学療法(Physical Therapy;以下,PT)を中心とした保存療法の効果を調べることを目的に治療成績を調査した.疼痛,自動ROM,患者主観評価についてPT初回時とPT修了時で比較した.肩周囲炎と診断された145例中140例(96.6%)が非拘縮肩に該当し,保存療法中に関節授動術を実施した患者はなかった.治療成績は,PT初回時からPT修了時で疼痛,自動ROM,患者主観評価で有意な改善を示した.さらに,77.3%が運動器リハビリテーション標準日数内でPTを修了した.本研究の結果から,疼痛,自動ROM,患者主観評価も有意に改善を示し,PTを中心とした保存治療の有効性が示唆された.

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