The KeMCo Review
Online ISSN : 2758-7452
Print ISSN : 2758-7444
研究ノート
KeMCoが生み出す教育環境:SDGsワークショップの実践を通して
松本 守
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ジャーナル オープンアクセス
電子付録

2023 年 1 巻 p. 159-172

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抄録
2022年7月、東別館でSDGs目標13「気候変動」をテーマにしたワークショップと展示会を開催した。活動には一貫教育校の生徒・学生が参加し、KeMCoが創り出す「空き地」を学びの場として、レクチャー、ものづくり、実物の鑑賞、ふりかえりなど、さまざまな活動を行った。いずれも対話と共話を通じて、自らの感性を形にするための活動が盛り込まれている。 気候変動の問題に直面するのは、将来世代だと言われている。この問題に取り組むためには、将来の世代に対する持続可能な教育が不可欠である。課題である「問い」を共有することで、創造的な活動を行い、「正解」のない答えを見つけていく。これが「空き地」で実践された学びである。こうした活動でも、多世代の参加者による対話と共話が、価値観の転換に向けた気づきを与えてくれた。 本稿では、KeMCoが創出した「空き地」が、持続可能な学びを生み出し、それを実践する教育環境となる事例を報告する。
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