顕微鏡
Online ISSN : 2434-2386
Print ISSN : 1349-0958
特集:オートファジー;形態学と分子生物学の融合
Atg5非依存性オートファジーの形態学と分子生物学
清水 重臣荒川 聡子西田 友哉
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2010 年 45 巻 2 号 p. 94-96

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抄録

オートファジーは細胞内小器官などの自己構成成分を分解するシステムで,細胞の健全性の維持に貢献している.また,その機能異常は神経疾患や発癌など様々な疾患に関与することが報告されている.従来オートファジーの実行メカニズムは,酵母菌から哺乳動物まで保存されている複数の分子群Atg5, Atg7, LC3等によって完全に支配されていると考えられてきた.しかしながら,私たちは,Atg5, Atg7, LC3などの分子に依存しない新たなオートファジー機構が存在することを発見した.この新規オートファジーは,ゴルジ装置やエンドソームを起源としており,Rab9等の分子によって調節されている.また,細胞にDNA傷害などのストレスが加わった時に強く誘導される他,赤血球が成熟する際に起るミトコンドリア除去にも関与している.

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© 2010 公益社団法人 日本顕微鏡学会
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