顕微鏡
Online ISSN : 2434-2386
Print ISSN : 1349-0958
特集:「切片SEM 法」の基礎と生物学・医学生物学研究への応用
切片SEM観察法の植物試料への応用
豊岡 公徳若崎 眞由美宮 彩子佐藤 繭子
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2020 年 55 巻 1 号 p. 7-12

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抄録

植物研究分野において走査電子顕微鏡(SEM)は,葉や根など器官の表面の微細構造観察によく用いられてきた.近年,SEMの電子銃や検出器などの技術革新により,生物試料を包埋した樹脂切片をスライドガラスなどの平板上に載せ,反射電子検出器を用いてSEMで観察することで,透過電子顕微鏡法(TEM)と遜色ない切片電顕像を撮影できるようになった.これにより,TEMよりも厚い樹脂切片を用いて,広域に渡り容易に撮像することができる.本稿では,厚い切片でも高感度で帯電せずに撮像できるYAG(Yttrium Aluminum Garnet)-反射電子検出器を搭載した電界放出型SEMによる撮像条件の検討と,その応用として,植物試料の広域にわたる微細構造解析,連続切片を用いた3次元再構築解析,光-電子相関顕微鏡解析により得られた結果について報告する.

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© 2020 公益社団法人 日本顕微鏡学会
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