2001 年 10 巻 1 号 p. 72-75
日常生活における食事中の無機質のうち特にナトリウムとがノウムの摂取比率,カルシウムとマグネシウムの摂取比率について,女子大生の5ヶ年間の年次推移から比較検討を行った。女子大生のエネルギー摂取量の平均値は1,795±248kcalから1,524±317kcalの間であり,年次推移は低下の傾向にある。ナトリウムとカリウムの摂取比率は,2.03±0.97から1.32±0.49であり,推奨値である1.2より高い。カルシウムとマグネシウムの摂取比率は,2.38±0.90から3.69±1.42であり,推奨値である2.0の値より高い。カルシウムとマグネシウムの年次推移は増加の傾向を示した。