日本機械学会論文集 A編
Online ISSN : 1884-8338
Print ISSN : 0387-5008
ランダムを含む定常変動荷重下の疲労き裂開閉口挙動とき裂進展速度の推定法 : 第2報,高進展速度領域への拡張
菊川 真城野 政弘近藤 良之
著者情報
ジャーナル フリー

1983 年 49 巻 439 号 p. 278-285

詳細
抄録

前報に引き続き,種々の定常変動荷重による疲労き裂進展試験をHT80を用いて比較的高いK領域で行い,前報で提案した変動荷重下のき裂進展速度の推定法がこの領域でも成り立つことを確認した.次に長周期の二段および五段繰返し試験によりこの推定法が有効な荷重周期について検討を行い,これは荷重パターンに依存するが,頻繁に荷重が変動する場合には1周期のき裂進展量が塑性域の数倍となっても有効であることを示した.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top