日本機械学会論文集 B編
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Print ISSN : 0387-5016
直接ガスサンプリング法による直噴式ディーゼル機関におけるNOとすす生成に関する研究 : 第1報,浅ざら形ピストンでスワールのない場合
青柳 友三松井 幸雄神本 武征松岡 信
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1980 年 46 巻 403 号 p. 540-549

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抄録

ガス採取法により燃料室内のすす,NO濃度,局所当量比の時間経過と空間分布を調べた.火炎内が燃料過濃な拡散燃焼早期に多量に生成されたすすは,火炎内の当量比の低下とともに急速に再燃焼して最大濃度の数十分の1の濃度に低下し,後燃え期にはほぼ一定の濃度を保ったまま排出される.NOは火炎内当量比が約1に低下する拡散燃焼後期に最大濃度を示し,以後,空気との混合により数分の1の濃度に希釈されて排出される.jpn

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© 社団法人日本機械学会
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