基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第19回基礎有機化学討論会(第38回構造有機化学討論会・第58回有機反応化学討論会)
セッションID: 3P052
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ポスター発表
クロロフェニルジアジリンを用いた金属内包フラーレンLa@C82とLa2@C80の化学修飾
*石塚 みどり榎 春香土屋 敬広Slanina Zdenek赤阪 健溝呂木 直美永瀬 茂Liu Michael
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抄録

金属内包フラーレンは、低いイオン化ポテンシャルを有する金属原子から高い電子親和力を有するフラーレンケージへ電子移動が起こり、空フラーレンとは異なる反応性、物性が期待される。金属内包フラーレンへの化学修飾は、反応性の解明と機能性分子の構築を目的として様々な反応が検討されてきた。中でもカルベン付加反応は有効な化学修飾法の一つであり、これまでにアダマンチリデンの付加反応が効率的に金属内包フラーレン誘導体を生成することを見出している。今回、光及び熱分解により100%カルベンを生成することが知られているクロロフェニルジアジリンを用いて、La@C82及びLa2@C80のカルベン付加誘導体を合成し、その反応性や構造についての検討を行った。

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© 2008 第19回基礎有機化学討論会 組織委員会
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