主催: 基礎有機化学討論会組織委員会
共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会(協賛), 日本薬学会(協賛)
ポルフィリンの類縁体である[26]ヘキサフィリン(1.1.1.1.1.1)(26ArH)は、そのマクロサイクル上に6つのピロールユニットを有していて、ポルフィリンには見られないユニークな光化学的、電気化学的、構造的な物性を示す。立体的に小さなアリール基やアルキニル基が26ArHのメゾ位に置換されると、Type-IとType-II構造の間での相互変換を観測することができた。このような構造変化は、反応活性な不飽和結合が近接することを可能にし、ビニレンやインデンによる分子内架橋構造を形成した。