アセン類が縮環したp-ターフェノキノン誘導体の合成，構造，物性

蔵田 浩之; 酒井 奏江; 平尾 泰一; 松本 幸三; 久保 孝史

doi:10.11494/kisoyuki.2009.0.296.0

第20回基礎有機化学討論会（第39回構造有機化学討論会・第59回有機反応化学討論会）

セッションID: 3P19

DOI https://doi.org/10.11494/kisoyuki.2009.0.296.0

会議情報

主催: 基礎有機化学討論会組織委員会

共催: 日本化学会, 群馬大学大学院工学研究科ケイ素科学国際教育研究センター

ポスター発表（３日目）

アセン類が縮環したp-ターフェノキノン誘導体の合成，構造，物性

*蔵田浩之, 酒井奏江, 平尾泰一, 松本幸三, 久保孝史

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キーワード: キノン, アセン, 酸化還元系, 非平面性, 芳香族性

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抄録

我々はp-ターフェノキノン誘導体における非平面性と物性の相関に関する研究を行っている．今回，p-ターフェノキノンの中央６員環にアセン類を縮環させ，立体障害の程度は変えずにどこまでp-ターフェノキノンの物性制御を行えるかを検討した．各種アセン環が縮環したp-ターフェノキノン誘導体を合成し，X線結晶構造解析により構造を明らかにした．各誘導体の縮環芳香環の影響を検討したところ，特に二電子還元状態での物性に顕著な変化がみられた．

責任著者(Corresponding author)

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