抄録
アセトニトリル中、電子供与体分子で置換した9−置換アクリジニウムイオンは光励起により高エネルギーかつ長寿命の電荷分離状態を生成する。NADH類縁体であるBNAH(1-ベンジル-1,4-ジヒドロニコチンアミド)とヘキシルビオローゲンは通常吸エルゴン的反応のため反応は進行しない。そこで9−置換アクリジニウムイオンを光触媒として用いると、この吸エルゴン的酸化還元反応が効率良く進行することを見出した。またこの反応の光量子収率はヘキシルビオローゲンラジカルカチオンの吸収帯から求めることができ、それぞれの9−置換アクリジニウムイオンについて決定した。