2012 年 2012 巻 63 号 p. 70-73
2011 年7 月,青森県つがる市のメロン(品種「レノン」,「タカミ」)においてウイルス症状が発生した.発病株では,上位葉に黄化,萎縮,モザイク,中~下位葉に黄化,葉脈えそ,葉枯れ,時には茎,葉柄のえそや果実のネット形成不良が認められた.分離ウイルス株について各種植物に対する病原性および病徴,および遺伝子解析により推定されたアミノ酸配列の相同性を調査した結果,病原ウイルスはキュウリモザイクウイルス(CMV)-ラゲナリア系と同定された.北海道・東北地域におけるCMV- ラゲナリア系によるメロンのモザイク病は初めての報告である.