2014 年 2014 巻 65 号 p. 160-162
ダイコンに農薬登録がある殺虫剤の,キスジノミハムシに対する防除効果を検討した.土壌処理剤の播溝土壌混和処理の防除効果を比較した結果,テフルトリン粒剤は高い根部被害抑制効果が認められた.一方,ジノテフラン粒剤は,テフルトリン粒剤に比較して,防除効果および効果の持続期間ともにやや劣った.キスジノミハムシ成虫に対し,葉片浸漬法およびドライフィルム法で各種散布剤の効果を検討した結果,PAP 乳剤,CYAP 乳剤,カルタップ水溶剤,トルフェンピラド乳剤およびスピノサド水和剤は殺虫効果が高く,アセタミプリド水溶剤およびジノテフラン水和剤は殺虫効果がやや低かった.