北日本病害虫研究会報
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山形県庄内地域におけるイネ紋枯病の発生と成熟期発病株率による減収予測及び防除の課題
齋藤 信弥早坂 剛
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2014 年 2014 巻 65 号 p. 8-12

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抄録

イネ紋枯病の発生実態と減収への影響を推定するため,圃場における本病の発生分布を調査し,畦畔1条目の成熟期発生株率(以下発病株率)から圃場全体の減収率を推定する式を作成した.また,この減収率推定式から,畦畔際の発病株率が100%でも圃場全体の減収率は5%以下と推定された.さらに,圃場面積が大きいほど本病の収量に対する影響が小さくなると推定された.

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© 2014 北日本病害虫研究会
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