2016 年 2016 巻 67 号 p. 154-158
岩手県のタマネギ春まき作型におけるネギアザミウマ被害実態と有効薬剤について検討した.ネギアザミウマの発生は5 月中下旬に始まり,発生量は収穫直前まで増加した.タマネギでは出荷部位への加害は認められないが,葉身への食害によりかすり状の白斑被害を生じさせ,主に調製重の減少により収量を2 割~4 割低下させた.本種に対する数種薬剤の防除効果を検討したところ,プロチオホス乳剤の効果が最も高かった.このため,同剤を主体とした薬剤散布を実施する必要がある.