2017 年 2017 巻 68 号 p. 10-12
2003~2015年にかけて山形県内でブプレウルム(Bupleurum rotundifolium)の茎葉,花硬,苞に暗緑色~淡褐色の病斑が現れ,罹病部からBotrytis属菌が分離された.それぞれの分離菌株は接種試験により 病原性が認められ,接種菌と同一菌が再分離された.分離菌は培養特性,形態的特長および分子生物学的 手法によりBotrytis cinereaと同定された.本菌によるブプレウルムの病害は未報告であるため,病名を 灰色かび病と提唱する.