2017 年 2017 巻 68 号 p. 21-24
2016年,岩手県内の大規模育苗施設35箇所におけるばか苗病の発生状況と多発事例を調査した.その 結果,種子消毒法別では,イプコナゾール・銅水和剤に比べて,タラロマイセス・フラバス水和剤(生物 農薬)および温湯浸漬法では発生箱率が高かった.本病が多発した4施設(生物農薬:3施設,温湯浸漬法:1施設)では,いずれも緑化期(4月第3半旬)にハウス内で低温に遭遇しており,4月第4半旬以降 が緑化期となり低温に遭遇しなかったハウスでは少なかった.したがって,緑化期の低温がばか苗病の発生を助長したと考えられた.