2021 年 2021 巻 72 号 p. 30-34
ほ場周辺におけるキュウリモザイクウイルス(CMV)の感染状況の把握と有用な分離株の探索を目的として,宮城県内2地点で自生する雑草等のCMV感染検定と感染個体からのウイルス分離を行った.農作物におけるCMVの発生が稀な調査地域においても感染雑草等が散在していること,同一地域の雑草等から得られたCMVは塩基配列の相同性は高いものの病原性が多様であり,比較的弱い病原性のものもあることから,雑草等は弱毒ウイルスの分離源としても活用できる可能性があると考えられた.