北日本病害虫研究会報
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施設果菜類におけるプロシミドン剤の施用法別気中濃度と果実付着量
築地 邦晃小澤 龍生
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1985 年 1985 巻 36 号 p. 160-162

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抄録

施設果菜類に対しプロシミドン剤の各種製剤を供試して.施用後の気中濃度および果実付着量を調査した。その結果,(1) 施用11~16時間後のハウス内気中濃度は微粉少量散布法 (FD法) がくん煙法に比べやや高く.またいずれも慣行の液剤散布直後の値と同程度であった。(2) FD剤散布時においては作業者口元付近の気中濃度が慣行法等と比べてかなり高かった。(3) 収穫作業によって薬剤の作物体からの舞い上りが, 水和剤 (慣行法), FD剤, くん煙剤いずれも認められた。(4) 果実付着量は慣行法>常温煙霧法>FD法=くん煙法であった。

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