北日本病害虫研究会報
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リンゴ褐斑病菌に対する各種薬剤の防除効果
佐藤 裕水野 昇
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2002 年 2002 巻 53 号 p. 112-114

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抄録
リンゴ褐斑病 (Diprocarpon mali) に対して有効な防除薬剤を検索した.1999年および2000年の防除試験において, 4月下旬の開花期から7月上~中旬までの期間に, ジチアノン水和剤2,000倍およびマンゼブ水和剤600倍をほぼ10日間隔で散布することにより, 発病が抑制され両剤の防除効果が認められた.また, 2000年には, 伝染源からの子のう胞子の飛散が, 4月下旬から7月上旬まで認められ, ジチアノン剤やマンゼブ剤は子のう胞子による一次感染を強く抑制することが示唆された.
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