北里大学一般教育紀要
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原著
正書法処理能力と音韻処理能力を測定するテスト項目を含む項目バンクを開発するための予備的研究
市山 陽子
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2014 年 19 巻 p. 101-112

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抄録

 正書法処理能力と音韻処理能力を測定するテスト項目を作成し項目バンクを構築することは、 それぞれのカリキュラムや教授方法にあったテスト項目を選ばなければなら教員にとって役立つ と考えられる。日本語における外来語の増加及び英文を読む際に外来語の発音に苦労する日本人 学習者の数の増加という事態において、英語の教科書に含まれる外来語の数と種類を特定するこ とは必須である。この小規模な予備的研究では、一つの高等教育機関で使用されている英語の教 科書にある外来語の数と種類を調べることとした。分析の結果、この高等教育機関で使用されて いる英語の教科書に含まれる外来語の割合は、日本で発行される読み物の平均よりも多いことが 分かった。また、多くの外来語の発音が元の英単語の発音とは異なっていることが分かった。

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