日本航空宇宙学会誌
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特集 実フライトレイノルズ数への空気力学の挑戦 第5回
JAXA超音速実験機プロジェクトに関するRe数効果の考察
吉田 憲司
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2019 年 67 巻 1 号 p. 24-30

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抄録

JAXAは2つの飛行実験プロジェクト(NEXST-1,D-SEND)と要素技術研究(S3プログラム)を通して次世代超音速旅客機の先進的設計技術の研究開発を行ってきた.本解説ではそれらで検証された空力設計概念におけるRe数効果の考察結果をまとめる.第1の話題は自然層流翼設計概念である.JAXAは実機相当の高Re数条件で自然層流翼設計が可能となる新しい設計圧力分布を創出し,設計を可能とした.第2の話題は低ソニックブーム設計概念である.一般に大気の粘性はこの設計概念にほとんど影響を与えないが,機体長が長くなるほど先端及び後端での圧力上昇への大気乱流の影響に差が生じる可能性が示唆されている.第3の話題は低速高迎角特性におけるCFDの乱流モデルである.Re数効果を含む風洞試験とCFD結果を比較することでSA-RC乱流モデルの最適なパラメタ値が明らかになった.

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© 2019 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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