元 東京大学
2024 年 72 巻 10 号 p. 355-361
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日本で最初に製作された風洞は,明治41(1908)年に東京帝国大学理学部理学科の田中館愛橘教授が長持を用いて作られたものである.その後,大正初期に当時の陸軍や海軍の研究所,また,東京帝国大学航空研究所に幾つかの風洞が建設され,太平洋戦争が勃発する直前の昭和15(1940)年頃には民間企業も含め,風洞建設のピークを迎える.日本第一号の風洞から,昭和15年頃ピークを迎えた風洞建設を年代ごとに追って調べた結果に基づいて解説する.
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