日本航空宇宙学会誌
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特集 航空宇宙技術遺産第一号 第7回
月の縦孔・地下空洞を発見したSELENE「かぐや」地形カメラによる観測ならびにデータ解析技術
大山 聖
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2024 年 72 巻 7 号 p. 243-245

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抄録

SELENE(愛称「かぐや」)は我が国初の本格的な月周回観測機であり,搭載された地形カメラは月の全表面にわたる10m/画素の解像度を持つ立体視画像・可視画像データを様々な太陽高度・方位角条件において得ることに世界で初めて成功した.こうして取得された膨大な観測データについて,計算機による自動認識技術を開発することにより,月面最大級で今後の利用・科学探査において最も重要な,月地下の空洞に通じる縦孔3つを発見することに至った.以上の理由により,SELENE「かぐや」に搭載された地形カメラによる観測ならびにデータ解析技術が航空宇宙技術遺産第一号として認定された.

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© 2024 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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