日本航空宇宙学会誌
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特集 宇宙開発における数値流体力学 第1回
ロケット射点設計における空力音響解析の展望
堤 誠司
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2025 年 73 巻 2 号 p. 38-43

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抄録

ロケットの発射場設計は,地上運用の機能配分,打上げ時の環境条件,整備性,保全性,信頼性を主な要求とし,これに応えるため様々な数値解析が活用される.本稿では,ロケット離着陸時に発生するエンジン排気ジェットに起因した空力音響解析の課題と展望を紹介した.日本では,打上げコスト削減と打上げ機会増加を目指し,再使用ロケットの研究が進行中である.従来の使い捨てロケットとは異なり,再使用ロケットでは,ロケットと発射場を一体のシステムと捉え,システムズエンジニアリングを適用し,全体のライフサイクルを俯瞰することが必要になる.空力音響はロケットと発射場のインターフェースの1つであることから,機体の音響環境に与える発射場の影響を調べるため,ドメインエキスパートではなくても使用可能で,必要十分な予測精度を持つ縮約モデルの開発が求められる.

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