北関東医学
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原著
リハビリテーション看護実習における学生の意味化した経験の構造
井上 映子峯 馨齋藤 やよい
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2005 年 55 巻 3 号 p. 225-234

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抄録

【目的】 臨地実習による学習活動の効果を評価するために, 学生が意味化した実習経験の特徴を明らかにする. 【方法】 看護系短期大学3年次に在学する学生5名が記録した, リハビリテーション看護実習課題レポートを分析対象とし, 質的帰納的研究技法によって抽出した390の経験を内容分析した. 【結果】 学生が意味化した実習経験は44のサブカテゴリに分類され, 意味内容の類似性によって, [患者に対する生活者としての好奇心] [患者理解への志向とその混乱] [混乱の沈静化とひらめき援助] [未熟な分析的思考によるお試し援助と意味の模索] [分析的思考による援助と自己の振り返り] の5つのコアカテゴリに統合された. 【結語】 意味化した経験は, 学習活動への意識を軸とした, 生活者から学習者, さらに援助者への自己意識の発展を示すものであった.

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© 2005 北関東医学会
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