抄録
【目 的】 血液透析患者に, EASEプログラムを使うことで, 運動に対する自己効力感を高め, 運動行動が向上するかを検討する. 【方 法】 運動チェック表だけによる1期 (6週間) の介入と, EASEプログラムのピア・ラーニング法, ステップ・バイ・ステップ法, セルフ・モニタリング法による2期 (6週間) の介入を行った. 介入効果の判定で, 運動に関する自己効力感と平均運動ポイントの変化を測定した. 【結 果】 運動に関する自己効力感の経時的変化は, 1期は運動説明前より開始時に有意に上昇したが, 開始時より終了時は有意に低下した. 2期に有意差はみられなかったが, 1期終了時と2期終了時では点数が上がる傾向が見られた. 1期と2期の運動ポイントの比較は, 1期に比べ2期は有意に上がった. 【結 論】 自己効力感と運動ポイントの比較から, EASEプログラムを行った2期は, 1期に下がっていた自己効力感を高め, 運動行動を向上することができた.