2026 年 76 巻 3 号 p. 265-268
症例は40歳女性,21歳の頃より当院にて不定期に子宮頸がん検診をしており,34歳の時,市の子宮がん検診集団検診にて上皮内病変陰性(NILM: Negative for Intraepithelial Lesion or Malignancy),ヒューマンパピローマウイルス(HPV: human papilloma virus)16型単独陽性を指摘され当院にてフォローアップ.HPV16型陽性があったため途中細胞診が上皮内病変陰性を繰り返したが継続して細胞診をフォローアップを実施.指摘から約6年後の40歳の時に高度扁平上皮内病変(HSIL: High-grade Squamous Intraepithelial Lesion)へ異形度の上昇を認めた.細胞診が正常であってもHPV16型陽性であれば要観察の対象にすべきだと思われる症例であった.