国立療養所西群馬病院外科
群馬大学第二外科
1994 年 44 巻 3 号 p. 297-302
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症例は69歳女性で, 原発性肺腺癌の診断で右下葉切除を受けた.術後2週目の胸部単純X線写真で, 右下肺野に鏡面形成がみられ胸腔ドレナージを行った.気管支鏡で下葉気管支断端と中葉支側壁に瘻孔を認めた.胸腔ドレーンを通して洗滌し, さらに術後第51病日に開窓術を行った.3週間の開放療法の後, 有茎大網充填術を施行し, 気管支断端瘻膿胸を治癒せしめた.肺機能 (%VC) は, 術前86.6%で大網充填術後術後8カ月目では35.6%であった.
北関東医学
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