北関東医学
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CAPD脱落例と継続例の検討
河合 弘進登田 久子雨宮 賢一樋口 次男原沢 信雄猪瀬 和人小林 さつき太田 史絵高木 智恵子野島 美久成清 卓二
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キーワード: 腹膜炎, 腹膜機能
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1999 年 49 巻 2 号 p. 103-107

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抄録
長期 (5年以上) に腹膜透析 (CAPD) を続けている患者の特徴を明らかにするために, 当院で1986年から1996年までの間に導入した20例のCAPD患者について検討した.
脱落例10例 (CAPD継続期間5年未満;positive selection 5, negative selection 5; 糖尿病 1, 慢性糸球体腎炎9) のうち6例は血液透析に移行し, 4例は死亡していた.
血液透析移行の原因は, 腹膜炎3例, 心不全1例, その他2例で, 死亡の原因は, 不整脈2例, 腹膜炎1例, 敗血症1 例であった.死亡例はいずれも高齢で, 心血管系の合併症を有する症例であった.腹膜炎の頻度は, 1回 /23.8 患者月であった.
継続例10例 (positive selection 9, negative selection 1;全例慢性糸球体腎炎) の腹膜機能は良好であった.平均のKt/V (K;尿素クリアランス, t;透析時間, V;尿素分布容積) は1.73と最近推奨されている値より低めであるが, いずれも全身状態は良好であり, 腹膜炎の頻度は, 1回/52.5患者月であった.
CAPDを長期に続けるためには, 腹膜炎の予防と患者選択が重要である.
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