群馬大学大学院医学系研究科病態制御内科学呼吸器アレルギー内科 (1) (第一内科)
2003 年 53 巻 3 号 p. 309-313
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症例は36歳男性, 背部痛を主訴に受診した.胸部CTにて右後縦隔から中縦隔にかけて脂肪濃度を含む腫瘤を認めた。その後腫瘤陰影の急速な増大を認めた.腫瘤切除徳を施行.病理学的検索では充実性腫瘤と広範な出血壊死巣像があり, 脂肪染色陽性となる空胞をもつ腫瘍細胞を認め, 腫瘤内出血を伴った脂肪肉腫と診断した.1ヶ月後局所再発を起こし死亡した.本症例は脂肪肉腫の経過中に腫瘤内出血によって腫瘤影の増大を認めた1例であった.
北関東医学
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