1968 年 17 巻 8 号 p. 727-734
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
化学構造とゴム弾性との関連の問題は,分子内要因に関するものと分子間要因に関するものとにわけられる。ここでは分子内要因をとりあげ,天然ゴムおよびグッタペルカであるシス-およびトランス-1,4-ポリイソプレンについて,そのモデル化合物の回転異性から高分子鎖のコンフォメーションについて得られた知見を述べる。高分子鎖がゴム弾性を持つための分子内要因は,1軸平均の回転異性体数で表わすことができる。天然ゴム,実用されている合成ゴムはいずれも大きい回転異性体数を持っている。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら