日本鉱物学会年会講演要旨集
日本鉱物学会2004年度年会
セッションID: k07-03
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ジオポリマー法によるエンスタタイト粉末の低温合成
*チャン バン ロン三国 彰中邑 義則小松 隆一池田 功
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抄録
珪酸ポリマー(Geopolymer)の用途は、バインダーとしての機能、有害金属の不溶化、珪酸塩ナノ結晶の合成に大別される。今回、エンスタタイト微結晶の合成を試みたので報告する。Na2SiO3溶液(濃度0.74mol/L)を50mlビーカ_-_に採取し、ミニスターラーで攪拌しながら硝酸マグネシウム溶液(濃度1mol/L)を各々Mg(NO3)2:Na2SiO3(モル比)=1:4, 1:2, 1:1, 2:1, 3:1の条件で2h程かけてビュレットから滴下し、反応終了後、濾過-洗浄-自然乾燥により前駆体ゲルを調製した。得られたゲルを800℃から1400℃の範囲で100℃おきにそれぞれ0.5gずつ1h焼成し、DTA, XRD, XRF, MAS-NMRにより評価した。DTA, XRD結果よりエンスタタイトは850℃付近でゲルから瞬時に結晶化することが解った。合成したゲルのMgO:SiO2モル比は特にpHが高くない限り混合溶液のpHと無関係で、ほぼエンスタタイト組成の1.0を示した。29Si MAS-NMRの結果はゲル自身も既に輝石と同様、鎖状構造を持っていることを示し、XRDばかりでなくMAS-NMRでもエンスタタイトとプロトエンスタタイトが明瞭に区別された。
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© 2004 日本鉱物科学会
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