呼吸臨床
Online ISSN : 2433-3778
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【連載】ホブソンの『内科新説』―幕末のイギリス医学にみる呼吸器疾患 (2)『内科新説』にみる喘病(喘息)の治療
工藤 翔二鄒 大同
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2018 年 2 巻 1 号 論文ID: e00025

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抄録
江戸時代,西洋医学はオランダから日本にもたらされた。しかし,幕末には英国人医師ベンジャミン・ホブソンによって中国上海で出版された中国語(漢文)の医書が,訓点翻刻(訓読みのための返り点などを付して印刷)されて,『内科新説』という名の医書として日本で普及していた。今回は気管支喘息について,当時のイギリス医学における理解を紹介したい。和訳は,できるだけ原文(漢文)を残すこととし,鄒大同医師の協力を得た。
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