呼吸臨床
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【投稿/総説】重症喘息の新たな治療薬:Tezepelumab
多賀谷 悦子髙橋 真生
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 6 巻 10 号 論文ID: e00157

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抄録
胸腺間質性リンパ球新生因子(TSLP)は,気道炎症の誘導と慢性化および喘息病態の重症化に関与する上皮サイトカインである。喘息病態において広範な役割を持つTSLPの作用を阻害する新規の生物学的製剤Tezepelumabは,重症喘息患者に対する新たな治療選択肢として期待されている。本稿では,TSLPの役割とともにTezepelumabの作用機序と現在までに報告されている臨床試験の結果について概説する。
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