呼吸臨床
Online ISSN : 2433-3778
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【投稿/症例報告】ウェステルマン肺吸虫症の診断に局所麻酔胸腔鏡下生検が有用であった1例
丸塚 孝濱崎 博一隈元 清仁眞田 宗大隅 祥暢大場 康臣
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2022 年 6 巻 10 号 論文ID: e00158

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抄録
症例は59歳,女性。倦怠感と胸膜痛の症状と右胸水を認め,胸膜炎の診断で抗菌薬投与が行われた。症状は軽快したが右胸水が増加し,原因精査のため入院となった。胸部CTでは右胸水貯留と特発性器質化肺炎と診断されている中葉の病変のほかに新たな病変を認めなかった。胸水検査では確定診断に至らず,局所麻酔下に胸腔鏡下胸膜生検を行った。生検組織に肺吸虫の虫卵を認め,血清学的にウェステルマン肺吸虫症の診断に至った。
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