東京大学医学部附属病院呼吸器内科 [日本]
独立行政法人地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター呼吸器内科 [日本]
2022 年 6 巻 3 号 論文ID: e00147
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
肺炎を繰り返し,肺機能が進行性に低下,また咳,多量の痰などのためQOLが高度に低下した難治性の特発性気管支拡張症に対して,抗菌薬およびステロイドの静注によって寛解を導入し,その後経口および吸入ステロイド等の持続投与を行い,長期にわたって,肺機能障害の悪化の抑止,また喀痰量の抑制によるQOLの改善が維持できている2症例を提示する。気管支拡張症の病態および進行を制御する方法は世界的に確立されておらず,症例を選んでさまざまな取り組みが試みられるべきと考えられる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら