コンピュータ&エデュケーション
Online ISSN : 2188-6962
Print ISSN : 2186-2168
ISSN-L : 2186-2168
論文発表
三面図からの立体自動復元システムの製図教育への適用
山口 富士夫
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 1 巻 p. 77-79

詳細
抄録
機械工学系の製図教育の一つの大きな目的は、立体を記述する三面図から正しく立体を把握したり、または立体を与えてその正しい三面図を描く技術に習熟させることにある。これを訓練するためのツールとして、「三面図入力CADシステム」、「三面図より立体を復元するプログラム」、「立体の展開図を自動作成するプログラム」等を研究開発し、過去数年、実際の授業に実用化し、学生の評判もなかなかよい。これはその概要の報告である。先ず第1章においては、製図教育のあり方について一般的な考察を行う。図学的な立体教育の必要性を論じ、このために3次元CADシステムの活用が期待されることを述べる。第2章では、授業に用いた二つのシステムの概要について簡単に述べている。第3章では実施の形態について、第4章では本実習に関するアンケート結果を集約する。
著者関連情報
© 1996 一般社団法人CIEC
前の記事 次の記事
feedback
Top