2004 年 17 巻 p. 154-158
東北大生協ではパソコン講座における著作権等の情報倫理教育の本格的導入に踏み切った。これらは,パソコンやインターネットの「使い方」に関するノウハウとは異質の内容であってティーチングアシスタント(TA)による教育が困難であるため,有志教員,生協職員,TAのディスカッションによってカリキュラムとテキストを新たに作り,知的財産権,オープンソース,電子商取引,個人情報,プライバシー,サイバー犯罪などについてわかりやすい講義を行い,受講者のセキュリティ意識のかん養に貢献し,大学生協にとっても事業として持続可能なカリキュラムを完成させた。