抄録
近年,xR 分野が世の中に浸透し始め,様々な場面で使用されるようになり,研究も盛んになってきた。本論文では,HoloLens2 を用いたMR による視覚的な情報提示で調理時のサポートをした際にユーザがどのようなものを必要としているかを検討し,実験による調査を行う。視覚的情報によるサポートとなる調理レシピの提示方法を「固定」,「自由配置」,「追跡」の3 パターン用意し,それを被験者にパターンごとの評価,順位付けしてもらう。そしてユーザが自由に位置や大きさを変えることができる点で評価された「自由配置」の提示パターンで「直感的である」という評価項目が要因であると検定で判明し最も優良であるという結果を得た。