2022 年 53 巻 p. 58-63
中学校理科における学習内容の1つである堆積環境の推定を目的とした中学生向けVR野外観察プログラムを開発し,ケーススタディとして,新第三系千倉層群白間津層を観察対象とした実践を行った。アンケート調査および生徒のワークシートへの記述内容の分析の結果,(1)VR野外観察は生徒の動機づけに効果的であること,(2)VR野外観察を通して,中学生が十分に堆積環境を推定可能であることが明らかになった。また,その他の露頭のVR映像データを補強し,対象地域や推定する堆積環境の種類を増やすことで学校や地域の実態に合ったVR野外観察の実施が可能である。