コンピュータ&エデュケーション
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論文発表
簡易オーサリングツールMacLang4.5による自作CALL教材の開発
専門知識を必要としない初心者のための教材開発
津熊 良政
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1996 年 Pre1 巻 p. 73-77

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抄録
簡易オーサリングツールとは、一般の外国語教員などに対して難解なプログラミングの専門知識を必要とせず、教材開発にまつわる煩わしい繰り返し作業をルーティン化し、短時間で、質問、解答、グラッフィク、解説などをボタンツールやダイアログボックスを操作するだけで、様々なドリル形式の教材を作成可能にするソフトである。ここで紹介するオーサリングツールMacLang4.5の機能面での主な特徴は、第1に、すべての問題形式に共通して、複数回答を許す機能をもっており、正解、不正解両方に適切なフィードバックを表示することができる。第2に、言語は英語ともう1言語の使用が可能である(但し、日本語は平仮名と片仮名のみ)。第3に、教員は学習者の練習結果の成績を一人々リストにしたり、学習者の誤答を具体的に記録することもできるので、クラスの成績管理やエラーアナリシスが容易にできるようになっている。第4に、多様な練習問題の作成が可能であるばかりか、多種類の練習形式を1つの練習の中に混在させたり、対話型、シュミレーション型練習問題も作成可能である。第5に、多種多様なクラスにも応用できるように、さまざまなオプションが備わっている。
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© 1996 一般社団法人CIEC
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