1960 年 17 巻 186 号 p. 627-630
オクチル, ドデシル, オクタデシルビニルエーテル (M2) とアクリル酸メチル, メタクリル酸メチル (M1) との塊状共重合のモノマーの反応性の比γ1, γ2を求め, また無水マレイン酸, マレイン酸ジブチル, アクリロニトリル, 塩化ビニリデン, 塩化ビニル, 酢酸ビニル, スチレンとの塊状共重合のγ1, γ2を総括して, 次の結果を得た。ビニルエーテルのアルキル炭素数が大となると, γ1はやや大となる傾向を示し, γ2は0または負の値となる。重合温度を高くすると, γ1は1に近づく傾向を示す。ドデシルビニルエーテルのQ-e値はQ=0.016±0.010, e=-2.0±1.0と計算された。