ホルマール化度が異なる試料を諸種の反応条件下にオキシエチル化して, その結合量をMorgan法で測定した。カセイカリの粉末を触媒とした場合, その結合量は反応時間, 触媒量に比例して上昇するが実験で選んだ条件からグラフを画くと, 0.4mol付近にピークが存在することを認めた。またこの結合量はホルマール化度の低い試料の方が結合量が大きいことがわかった。氷酢酸溶媒中Hydfoxyethyl Polyvinylformalは結合オキシド量10%以下では の関係がある。軟化点はオキシエチル化度の増大とともに低下を示し, 50%結合量にて約50℃ 降下を示した。芳香族系溶剤, アルコール類, エステル類には不溶であるが, 酸, 塩基類には溶解する挙動を示した。