1961 年 18 巻 196 号 p. 510-514
単量体の相対反応性 (MRR) の著しく異なるアクリロニトリル (AN) と酢酸ビニル (VAc), AN と2-メチル-5-ビニルピリジン (MVP) とを共重合して化学的に均一な組成をもった共重合体を得るために, より反応性の大きな単量体を連続的に反応槽に添加していく方法をとり, ほぼ満足すべき結果を得た。セミバッチ式にこれらの均一な共重合組成をもつ共重合体を製造する方法について検討し, 重合の進行につれて加えていくべき単量体の量を示す曲線を求めた。