1971 年 28 巻 311 号 p. 245-249
1-ビニル-2-メチルイミダゾールの重合をセルロース・水および四塩化炭素の存在下で検討した. 重合はこの三者の共存下においてのみ進行し, また比較的低温でも容易に進行すること, 20~60℃で求めた見かけの活性化エネルギーは14.3kcal/molであることを見いだした. 系のpHは重合速度には影響を与えなかった. さらに1-ビニル-2-メチルイミダゾールとスチレン, メタクリル酸メチルとの共重合やセルロース以外の高分子を用いた場合の重合を検討した.