高分子化學
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ビス (p-オキシフェニル) メチルホスフィンオキシドまたはビス (p-オキシフェニル) フェニルホスフィンオキシドを用いた含リンポリエステルの合成と性質
橋本 静信古川 功近藤 輝彦
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1973 年 30 巻 341 号 p. 565-572

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抄録
含リンビスフェノールとしてビス (p-オキシフェニル) メチルホスフィンオキシド (I) またはフェニルホスフィンオキシド (II) と数種の酸クロリドからポリエステルを界面または低温溶液重合によって合成した。界面重合では芳香族酸クロリドを用いて行なうと高収量かつ高粘度のポリマーを与えたが, 低温溶液重合では良好な結果は得られなかった。類似のリンを含まないポリエステルと比較して含リンポリエステルは, PMT (polymer melt temperature) が低下し溶解性が増す結果を得た。一方熱安定性は, 用いた含リンビスフェノールよりも酸の種類によって著しく影響を受け, 芳香族酸クロリドからのものは安定で約400℃まで重量減少を示さなかった。またこれらのポリエステルの重量減少に対する活性化エネルギーは, 39~63kcal/molの範囲にあった。ビスフェノールA-テレフタル酸クロリド-含リンビスフェノール系共重合で得られたポリマーのPMTは, 含リンビスフェノールの仕込みモル比約0.7で極小値を有する融点曲線を与えるが, 逆に粘度はその点で極大値を示し, そのくり返し単位あたりの融解エンタルピー, 融解エントロピーは, それぞれΔHu=7500cal/mol, ΔSu=12.2cal/mol・degであった。
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